美容室開業に必要な資金とは?初期費用の相場・内訳・調達方法を解説
2024年09月14日
2025年08月04日 更新

目次
美容室を開業する際に、最も多く寄せられる悩みが「いくら必要か」という資金面の不安です。
物件取得から内装、美容機器、運転資金まで幅広い費用がかかるため、しっかりとした計画が欠かせません。
この記事では、美容室開業にかかる費用の内訳や資金の調達方法、コストを抑えるコツまで、網羅的に解説します。
開業の流れ・手続き・準備を知りたい方はこちらの記事もおすすめ: 美容室開業の完全ガイド|費用・流れ・手続き・必要な準備をわかりやすく解説
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美容室の開業にかかる初期費用の内訳
美容室の開業にかかる費用は、一般的に700万円~1,200万円程度が相場とされています。
店舗の規模や立地、こだわる内装や設備によって金額は大きく異なります。
以下は代表的な費用項目の例と、おおよその目安です。
費用項目 |
目安金額 |
備考 |
物件取得費 |
100~200万円 |
敷金・礼金・仲介手数料などを含む |
内装工事費 |
300~500万円 |
スケルトン物件の場合は高額になる傾向あり |
美容機器購入費 |
100〜200万円 |
シャンプー台・セット面・ドライヤー等 |
その他設備費 |
50〜100万円 |
空調・レジ・待合スペースなど |
材料費(初期在庫) |
30〜50万円 |
カラー剤・シャンプー・パーマ液等 |
採用関連費用 |
20〜50万円 |
求人広告・面接・研修費用など |
広告宣伝費 |
20〜50万円 |
開業告知・SNS運用・ポータルサイト掲載費用など |
運転資金(6ヶ月分) |
150〜300万円 |
家賃・人件費・仕入れ等をカバーするための資金 |
合計:700〜1,200万円(2025年6月時点の目安)
物件の種類(居抜き・スケルトン)や採用有無などによって変動します。無理のない範囲で資金計画を立てることが大切です。
また、各費用については以下の通りです。
物件取得費(賃貸契約・保証金など)
美容室開業の初期段階で最も大きな支出の一つが物件取得費です。 エリアや広さ、築年数によって大きく異なりますが、保証金や仲介手数料なども含めて、初期費用がかかります。
内装・設備工事費(スケルトン/居抜きの違い)
内装費用は、美容室のコンセプトに直結する重要な要素です。 スケルトン物件では1,000万円以上かかることもありますが、居抜き物件を活用すればコストを抑えられる可能性があります。
美容機器の購入費用(椅子・シャンプー台など)
施術に必要なセット椅子やシャンプー台、ワゴンなど、美容機器の購入費も必要です。 新規購入か中古かによって価格は大きく異なります。
その他の備品・設備費(レジ、空調など)
美容器具以外にも、レジや照明、空調設備などの備品・設備費が発生します。 見落としがちな費用なので、事前にリスト化して管理しましょう。
薬剤・材料費(パーマ・カラー等)
カラー剤やパーマ液などの材料費は、開業直後から必要です。 仕入れ先によって単価が異なるため、早めに交渉を始めるのが得策です。
採用・人件費(求人広告・研修費など)
スタッフを雇う場合は、採用費や研修費も必要です。 福利厚生費や社会保険料など、継続的に発生する人件費も忘れずに見積もりましょう。
広告宣伝費(SNS・チラシ・予約サイト)
開業前後の集客には、広告や宣伝が重要です。 ホットペッパーなどの予約サイト、SNS広告、チラシなどの出稿費がかかります。
開業後の運転資金(最低1年分の生活資金含む)
開業後すぐに黒字化するのは難しいため、数か月〜1年分の運転資金を確保することが理想です。 家賃・光熱費・人件費などをまかなう資金を事前に準備しておきましょう。
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美容室開業後1年分の運営費用
美容室開業後の運営資金は、事業の継続に欠かせないものといえます。特に開業から1年間は顧客基盤の構築期間となるため、十分な運転資金を確保しておくことが成功の鍵となります。
1年分の運営費用の内訳は、以下の通りです。
月額 |
年額 |
|
家賃 |
15万円~30万円 |
120万円~240万円 |
人件費 |
3万円~5万円 |
180万円~360万円 |
光熱費 |
5万円~10万円 |
36万円~60万円 |
材料費 |
2万円~5万円 |
60万円~120万円 |
広告宣伝費 |
3万円~5万円 |
24万円~60万円 |
その他経費 |
3万円~5万円 |
36万円~60万円 |
運営費用を適切に見積もるには、次の点を押さえることが重要です。
【① 売上予測の立て方】
- 1日の来店客数を保守的に見積もる(開業初期は1日5~10人程度)
- 客単価を地域相場に基づいて設定
- 季節変動や曜日による売上の変動を考慮
【② 固定費の管理】
- 家賃は売上の20%以下に抑える
- 人件費は売上の40%以下を目安とする
- 光熱費や通信費などの固定費も定期的に見直す
【③ キャッシュフローの管理】
- 月次の収支を詳細に把握
- 売上の入金タイミングと支払いタイミングのズレを考慮
- 3ヶ月分の運転資金は常に確保しておく
特に、開業初期は思うように売上が上がらないケースも多いため、6ヶ月~1年間は赤字が続く可能性があります。万が一に備えて、運転資金を十分に確保することが重要です。
美容室の開業資金を調達する方法

美容室を開業するには多額の資金が必要ですが、すべてを自己資金でまかなう必要はありません。ここでは、主な資金調達方法をご紹介します。
自己資金を貯める
自己資金は、融資を受ける際の信用にもつながる重要な要素です。 開業を見据え、月ごとの目標金額を設定して計画的に貯金していきましょう。
日本政策金融公庫からの融資を受ける
日本政策金融公庫では、美容室開業を支援する融資制度が充実しています。 創業融資を活用することで、無担保・無保証人での融資も可能です。 必要書類の準備や面談対策も重要なので、専門家のアドバイスを受けながら進めると安心です。
参照:日本政策金融公庫
補助金や助成金を活用する
自治体や中小企業支援制度から提供される補助金や助成金もあります。 「小規模事業者持続化補助金」など、条件に合えば数十万円単位で受け取れるケースもあるため、申請時期や条件を確認しておきましょう。 競争率が高いため、計画的に準備することが大切です。
美容室開業支援サービスhakoを活用する
美容室開業支援サービスhakoでは、自己資金0でも美容室を持ちたい美容師様のサポートを行っております。資金面や手続き面でも1人では不安の大きい美容室開業において、1人で悩むことなく安心して開業までの準備を進められます。
資金面だけでなく、美容室物件探し、内装・備品の手配、経営サポートまで、開業に必要なあらゆる準備のサポート経験が豊富なため、美容室開業を検討している方はぜひお気軽にご連絡ください。
美容室開業資金の融資を受けるには
資金調達の中でも、融資は多くの方が利用する選択肢です。 成功するためには、準備と戦略が必要です。
開業資金の融資を受けるための準備
融資を申し込む際には、事業計画書の提出が必須です。 開業後の収支見込みや運営方針を明確にし、金融機関に信頼される内容に仕上げましょう。 また、自己資金比率も重要な審査基準になります。
融資を通りやすくするポイント
融資審査を通過するためには、信頼性のある計画と現実的な収支予測が求められます。 創業者の経験や実績も評価されるため、過去の勤務歴や顧客数も伝えるとよいでしょう。 保証人や担保の有無、税金の未納がないことも審査ポイントとなります。
美容室の開業資金を抑える方法
費用を抑える工夫をすれば、必要資金を減らし、資金調達のハードルも下がります。
- 居抜き物件を活用して内装コストを削減する
- 中古の美容機器を取り入れる
- 家賃や設備費用が安い郊外エリアでの開業を検討する
- 最初は1人運営でスタートし、人件費を抑える
無理のない範囲でコストを見直すことが、健全な開業につながります。
開業資金0円で美容室を開業する方法
手元に十分な開業資金はない場合でも、美容室開業支援サービスを利用することで、美容室の開業ができる場合があります。
美容室開業支援サービスhakoではまとまった金額がなくても美容室を開業できるよう、資金面でのサポートをしています。
また、美容室運営経験のあるメンバーによって、開業にあたっての相談にも対応可能なため、美容室を開業したい美容師様に選ばれています。
どのようなご質問でもLINEにてご相談を承っておりますので、こちらからお気軽にご相談ください。
キャッシュレス・POSレジ導入
最近では、現金を持ち歩かないお客様も増えています。キャッシュレス決済への対応や、POSレジを導入することで、会計処理や在庫管理、顧客分析もスムーズに行えます。導入コストはかかりますが、長い目で見れば業務効率化・顧客満足度向上の両面で大きな効果をもたらすでしょう。
美容室の開業で失敗を防ぐためのポイント
開業はゴールではなくスタートです。 長期的な視点で成功を目指すためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
美容室のコンセプトに合った物件を選ぶ
物件選びは開業の成功を左右します。 サロンのコンセプトやターゲット層に合ったエリア・広さ・雰囲気を選びましょう。
綿密な事業計画を立てる
事業計画は、融資審査や店舗運営の指針にもなります。 数値と実行プランの両面から現実的な内容に仕上げることが重要です。
美容室の雰囲気に合うスタッフを採用する
スタッフの接客や技術が店舗の印象を決めます。 店舗の世界観や価値観を共有できる人材を採用し、教育体制も整えていきましょう。
決済方法や決済サービスは慎重に選定する
キャッシュレス対応やPOSレジの導入は、顧客満足度と業務効率に直結します。 導入コストと利便性を比較し、自店舗に合ったサービスを選びましょう。
美容室の開業ならhakoがおすすめ
「独立したいけど、何から始めればいいのかわからない」とお悩みの美容師の方、「自分の理想の美容室を開業したい」と考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
hakoでは、0円で自分のサロンをもつことが可能で、融資を受けられるのか不安な方も独立が可能です。
hakoの美容室開業事例
美容室の開業を検討している方へ|hakoの支援サービス
ここまで美容室を開業するための流れや準備について解説してきましたが、開業したい気持ちがある方にとって、資金面の不安が最も大きいのではないでしょうか。
hakoの支援サービスは、自己資金0円からの開業が可能です。物件選定から資金計画まで専門チームがサポートし、初期費用に不安がある方でも、無理のない開業を実現します。さらに、契約期間満了後にそのままサロンを買い取ることも可能なため、将来的に自分のサロンを持ちたいと考える方にとっても有効な選択肢です。
資金面の負担を大幅に軽減できる仕組みを活用しながら、事業計画の策定も支援いたします。開業後の経営を見据えたシミュレーションや金融機関との調整も支援し、長期的なサロン経営の実現をサポートします。美容室の開業をお考えならhakoにご相談ください。

hakoは、独立を目指す美容師の美容室開業やその他美容サロン開業を支援しています。
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美容に関する仕事をされていて、独立を検討している方は
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